家の解体費用ってどれくらい?更地にしなくても古屋付き土地は売れるのか

公開日:2022/06/15  最終更新日:2022/06/20


相続した家や実家を処分する際、そのまま売却できるのか、古い家を解体してから売るべきか、お悩みではないでしょうか。本記事では、古屋付き土地は売れるのか、そのまま売却するメリットから解体する際にかかる費用、解体すべきケースまで詳しくご説明します。事前に古屋付き土地に関する知識をつけ、有利に売却する準備を進めましょう。

古屋付き土地は売れる?

古い家屋が残ったままの土地は売れるのでしょうか。結論として、古い家が残ったままでも売却することは可能です。しかし、土地のみの販売に比べると売却までに時間がかかったり、売却金額が安くなる傾向があります。

■売却期間が長い

土地のみの販売に比べた場合、古屋付きの土地は売却までに時間がかかることが多いです。しかし、ご自分でリフォームして運用する前提で、古屋付き土地を購入する「ボロ戸建て大家」と呼ばれる投資家が近年増加しています。古い物件を探している投資家とのつながりのある不動産業者に、タイミングよく売却を依頼すれば、早く売れる可能性があります。

■売却金額が安くなる

近年の生活スタイルの多様化やDIYブームによって、対個人としても古い家屋の人気は高まってきました。古屋付き土地を建て替えやリフォームし、安価に理想の家を手に入れたい方も多いです。土地のみの希望者に比べると母数は少ないですが、需要はあります。しかし、売却金額は土地だけで販売する場合に比べると、安価になる傾向があります。

古屋付き土地として売却するメリット

古屋付き土地として売却するメリットは、費用を大幅に節約できることです。

■解体費用が発生しない

古屋付き土地として売却すれば、100万円単位でかかる解体費用がかかりません。多額の費用をかけて解体を行ったとしても、解体費用分を上乗せして価格設定できるとは限らないため、費用面で大きなメリットとなります。

■固定資産税・都市計画税が安くなる

見落としがちなのが、固定資産税と都市計画税の軽減措置です。土地の上に建物がある場合、土地のみの場合と比べて固定資産税は6分の1、都市計画税は3分の1もの課税標準の軽減措置を受けることができます。せっかく解体したところで、すぐに売却できるとは限りません。したがって、売却までの期間が長いほど、負担すべき税金を大幅に下げることができます。

古い家を解体して更地にする際に必要な費用

古い家を解体するためには、どのような費用が、どれくらいかかるかご存知でしょうか。

■古い家の解体費用相場

解体費用の相場は、造りやその他条件によって異なりますが、50坪の木造住宅とすると、大体150万円から250万円程度必要になります。木造で1坪あたり30,000円から50,000円程度、鉄骨で35,000円から60,000円程度、鉄筋コンクリートだと35,000円から80,000円程度かかります。

■廃材処分費用

家を解体したときに出る廃材にも処分費用がかかります。家具が残っている状態で解体する場合や、ブロック塀などがある場合は、廃材処分費用が余分にかかるため、解体費用が相場よりも高額になる可能性があります。15,000円から廃材の種類によっては20,000円程度かかるため、自分で処分できるものについては、先に処分しておくと、費用を抑えることができます。

■整地費用の上乗せ

解体後の整地費用は、解体した土地が特に問題のない状態であれば、1坪1,000円から1,600円程度です。しかし、地盤を改良する必要がある場合など、追加工事が必要になると1坪あたり30,000円ほどかかる場合もあり、解体費用が相場よりも大幅に跳ね上がる可能性があります。「更地」として売却する場合は整地費用は不要です。

建物を解体したほうがよいケースとは

ここまで、古屋付きのまま売却するメリットをご紹介しましたが、解体費用や固定資産税をかけてでも、古い家屋を解体してから売却した方がよいケースもあります。

■空き家の管理ができない場合

古い物件は劣化がより早く進むため、空き家が遠方で管理できなかったり、忙しくて風通しすることもできないような状況の場合は、資産価値が下がりきってしまう前に、解体して売却した方がよいでしょう。家は閉め切ったままでいると、どんどん劣化していきます。また、古い空き家に起こりやすい火災などのリスクも避けることができます。

■売却を急いでいる場合

土地のみの売却は、新築戸建てをすぐに建てられるので、需要が大幅に増加します。古屋付き土地に一定数の需要はあるものの、急いで売却したい場合は、古い家屋を解体して土地のみを売りに出した方が、早く売却できるでしょう。

 

古屋付き土地をそのまま売却するメリットから、解体する際にかかる費用、解体すべきケースをご紹介しました。古い家屋は解体してしまった方が早く、しかも高値で売れる可能性が高まります。しかし、多額の解体費用や、高額な固定資産税がかかるため、コストを考えると、古屋付き土地として売却してしまうのもひとつの手段です。近年の古民家ブームやDIYブームで、古屋への需要は高まっているため、購入希望者がいるかもしれません。まずは、古屋付き土地の売却に詳しい不動産業者へ相談してみてはいかがでしょうか。

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