家が売れない理由は不動産会社にあった!?どう対処すればいいのか

公開日:2022/02/01  最終更新日:2022/03/01

家を売却しようと考えたときに、すぐに売却できればよいのですが、なかなか売却できないということもよくあります。そのようなときは一体どう対処したらよいのでしょうか、皆さんが気になるポイントだと思います。そこで今回は、家が売れない理由について、とくに不動産会社に原因がある場合にどう対処すればいいのかをご紹介していきます。

掲載広告の内容を見直す

物件がなかなか売れない場合の状況別に考えていくと対策が立てやすいでしょう。物件の売却情報が知られていない、または内覧希望者がなかなか入らない場合、内覧後に成約に結びつかない場合に分けて対策していきます。

物件の売却情報が知られていない、または内覧希望者がなかなか入らず家が売れない場合の理由としてまず考えられるのは、掲載広告などの物件紹介の内容が魅力的でなく、購入検討者に物件を充分にアピールできていないことが考えられます。

まず物件の売却情報が知られていない場合は、不動産会社から各広告の問合せ数やインターネットに物件を掲載した際の閲覧回数など、現在の状況を詳しく報告してもらい常に把握しておき、不動産会社の販売活動が適切に行われているか確認し都度修正を行うようにします。

最近は新聞折り込みチラシなどよりも、インターネット上の情報が主流となっています。そのため物件の周辺情報や写真、動画などを多く載せることは、物件を内覧するかどうか決める上での非常に重要なポイントになります。物件の写真を撮影しなおして、不動産会社に写真の追加掲載や差し替えをお願いし、掲載広告の修正をしてみるとよいでしょう。

相場より価格を下げる

内覧希望者がなかなか入らず家が売れない理由として考えられるのは、売出し価格の設定が適切でないことが考えられます。まず、自身で物件の売却相場や周辺の競合物件の状況などをしっかりと把握しておくことが重要なポイントとなります。

購入検討者は物件を探しているうちに、物件の相場を知ることになります。したがって、相場より売却価格が高い場合、その時点で物件検索の対象から除外されてしまいます。そのため、内覧希望者がなかなか入らないという事態になるわけです。

そこで相場と同等か、場合によっては少し価格を下げてみると検索にも引っ掛かりますので、候補の一つとして閲覧してもらいやすくなり、結果的に内覧の申し込みも増加していくことにつながるでしょう。

専任媒介契約へ変更する

内覧後に成約に結びつかず家が売れない理由として考えられるのは、購入検討者の内覧の際に内覧の事前準備や内覧時の対応などがよくなく、物件の魅力が充分に伝わらなかったことなどが考えられます。

仲介不動産会社との契約方法は一般媒介契約と専任媒介契約、専属専任媒介契約があり、一般媒介契約の場合は物件を複数社が取り扱うことになります。そのため、必ずしも自社で売却できるとは限らないので、不動産会社が積極的に販売活動行っていない場合があります。

そして売却期間が長くなってしまうと、どの会社もその物件に対して注力する度合いや販売意欲が下がってしまうということもあります。専任媒介契約や専属専任媒介契約の場合ですと、取り扱う不動産会社は1社のみなので、積極的に販売活動を行ってくれます。したがって、専任媒介契約や専属専任媒介契約へ変更することを検討してみると、家が売れやすくなりより効果的かもしれません。

不動産会社を変更する

家が売れない理由としてその他に考えられるのは、不動産会社が販売活動を怠っていたり、囲い込みを行っていたりするということが考えられます。不動産会社によっては、得意な分野や不得意な分野があり、中古住宅の売却が得意でない不動産会社ということも考えられます。

また、囲い込みを行われてしまっているという可能性もあります。囲い込みとは、自社の顧客情報の中から買主を探そうとするなど、売却依頼を受けた物件の情報を市場に公開しない行為のことです。

囲い込みは、主に専任媒介契約や専属専任媒介契約の場合に行われ、一般媒介契約ではほとんど行われません。問い合わせが非常に少ない場合は、囲い込みが行われている可能性がありますので、他の不動産会社から自身の売却物件へ募集中かどうか問い合わせをしてみて確認しましょう。

もし、囲い込みを行われているなら、「募集終了である」や「他の購入希望者と商談中である」などという回答があるはずです。このような場合は、早めに契約する不動産会社を変更することを検討した方が、スムーズな不動産売却をする上で非常に有効な方法であるといえるでしょう。

 

今回家が売れない理由について、とくに不動産会社に原因がある場合に、その要因とどう対処すればいいのかをご紹介してきました。不動産の売却がうまくいかないときは、その原因は一つだけでなく複数あることが考えられます。その原因を一つずつ明確にして突き止めていくことは、不動産売却をスムーズに行う上で非常に重要なことです。そしてそれぞれの対策をしっかりすることで、物件が売却される可能性が高くなっていくでしょう。

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