空き家は早く売ったほうがいい?所有し続けるリスクとは

公開日:2022/07/15  最終更新日:2022/06/20


相続や高齢の両親が老人ホームなどへ移って、実家が空き家になってしまった場合、早く売った方がいいのか、そのまま持つべきか、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。空き家は、そのまま放置すると、所有コストや管理コストがかかってしまいます。本記事では空き家を放置する危険性や、管理の方法、売却するメリットを詳しくご紹介します。

空き家の放置はなぜ危険?

空き家は空き家としてとりあえず持っておく、という方法を思い浮かべる方も多いですが、空き家の放置はとても危険です。

■放火や火災のリスクが高まる

空き家は、一般家屋に比べて放火や火災のリスクが高まります。消防省の調べによると、日本の出火原因の1位は放火です。放火は、施錠されていない家や、庭や建物の管理が行き届いていない家が狙われやすいとされており、空き家の場合は人目も少ないことから狙われやすいといえます。また、出火してもすぐに気づくこともできないため、火災が起こった際に大きな被害となる可能性が高いです。

■家屋・家財が痛む

空き家を放置することにより、家屋や家財の劣化が一気に進んでしまいます。管理していない家は湿気がこもりやすく、カビや木材が腐るといった原因を引き起こします。いずれ空き家を売却しようと思っている場合には、家屋の価値を下げてしまう原因となるため、手入れや管理が必要です。

■倒壊による被害

空き家は古い建物であることが多いため、耐震性が低い建物であることが多いです。さらに放置することで、柱などの劣化が進み倒壊する可能性が増します。

■放置された空き家は税金も高くなる

空き家を放置することで、負担すべき税金まで大きく跳ね上がってしまう可能性があることをご存知でしょうか。空き家の所有には、固定資産税や都市計画税がかかりますが、住宅用地の場合、減免措置を受けることができます。倒壊のおそれがある危険な状態や、適切な管理を行われていない空き家は「特定空き家等」と認定されます。「特定空き家等」に認定されてしまうと、固定資産税や都市計画税に対する軽減措置が受けられなくなり、多額の税金の支払いが必要です。

空き家の管理でやるべきこととは

家屋の劣化を防ぐためにも、税金の優遇を受けるためにも、空き家は日々の管理が必要不可欠です。では、どのような管理を行なっていけばよいのでしょうか。

■換気を定期的に行う

空き家の老朽化を防ぐために一番大切なことは、換気です。家屋は、閉め切った状態だと湿気がたまり、劣化の原因となります。カビや木材の劣化を防ぐためには、少なくても月に1回程度の換気をする必要があります。

■植木の手入れや掃除

庭に植木がある場合は、植木の手入れも定期的に行う必要があります。害虫が発生したり、敷地外に伸びてしまった枝が近隣住居を傷つけたりすると、トラブルにつながります。定期的に管理できない場合は、事前に植木を伐採しておいたり、業者に依頼しておくなどの対策が必要です。

■通水の確認

水道管の錆や凍結を避けるため、定期的に通水の確認を行うことも大切です。水道管の錆や凍結は、水道管の破裂を起こす可能性もあるため、放置すると被害が大きくなります。冬場は九州地方でも氷点下になることがあります。冬場は水道の凍結を防ぐために、水抜きや、水道代はかかりますが、水を流しっぱなしにしておくことで、水道管の凍結予防が可能です。そして毎回の管理で訪れる際に、通水確認を行いましょう。

■雨漏り・外壁の確認

雨漏りや外壁の割れなどが起こると、家屋の劣化が進んでしまいます。雨漏りはカビの発生や木材が腐ってしまうなど、放っておくと対処しきれない大きな損害となります。毎回必ずチェックを行い、もし雨漏りや外壁の我などを発見した場合はすぐに修理し、被害を最小限に抑えましょう。

管理が難しい場合は売却がおすすめ!

空き家の管理方法で説明した通り、空き家の管理は簡単ではありません。空き家が遠方で管理が難しい方や、コストをかけたくない方にとっては、空き家を売却するのはよい方法といえるでしょう。

■管理コストからの解放

空き家の管理は、思っている以上に費用と労力がかかります。住むわけでもないのに換気をしに行ったり、定期的に水まわりの点検やメンテナンスを行う管理コストは、金銭面だけでなく、時間面や精神面でかなりのストレスとなります。

■所有コストからの解放

不動産を所有している限り、負担しなければならない固定資産税、都市計画税など、空き家を所有しているだけで税金がかかります。空き家を売却することで、所有することに対するコストも省くことができます。

■空き家を売却した時の特例

所有している空き家が相続で取得したもの場合は、一定の要件に当てはまる場合は、3,000万円まで非課税になるという特例があります。この特例を適用するためには、空き家を相続した日から、3年を経過する日が属している年の1231日までに売却する必要があるため、売却を決めたら早めに動くことが重要です。

 

空き家を放置することの危険性や、空き家の管理の方法、売却するメリットについてご紹介しました。空き家は放火や劣化、特定空き家として認定されてしまうリスクから、放置するという選択肢はない、と認識しておきましょう。空き家の管理には多くの時間と労力を要し、税金や管理のための光熱費も支払い続ける必要があります。多くのコストを支払って空き家所有を続けるより、素早く売却する方が賢い選択といえます。まずは、ご自分の所有している空き家に価値があるかどうか、空き家を扱っている不動産業者へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。

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