不動産を売りたいのに需要がない!?どのような対策をするべきか

公開日:2022/03/15  最終更新日:2022/04/12

不動産を売却しようとしたときに、物件によってはなかなか売れなかったり、そもそも需要がなかったりする場合があります。そのような場合は、どのような対策をすればよいのか、どうすれば売却できるようになるのか悩みますよね。そこで今回は、不動産を売りたいのに需要がない場合に、どのような対策をするべきかについてご紹介していきます。

地元の不動産会社を頼る

家を売却するときにはまず査定を頼むことになりますが、一体どの不動産会社に頼めばよいのか迷うところです。地元の不動産会社に頼るか、一括査定サイトなどインターネット上の専門のサイトを利用して探し売却する方法があります。

どちらもメリットデメリットがありますが、一括査定サイトなどを利用した場合、自宅で手軽に検索できますし、複数の大手の不動産会社を比較検討できるというメリットがあります。しかし不動産に需要がないという場合は、地元の不動産会社に頼るのがおすすめです。なぜなら地元の不動産会社であれば、地元ならではのパイプや集客網を持っていることが多いから。

さらに、地元の不動産会社は限定された地域でのみビジネスを行なっているため、地域密着型の営業を得意とし、その地域ならではの情報や特徴をよく把握しています。したがって、その地域に対応したアピール方法など、有益なアドバイスをもらえる可能性があります。

そして、地元の不動産会社に依頼する際は、同じ地元の不動産会社の中でも、より販売実績が多い会社に依頼したほうが安心して任せられるでしょう。

住宅診断をしてもらう

不動産の需要がない場合の対策として、住宅診断をしてもらうという選択があります。住宅診断はホームインスペクションともいい、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、専門家の見地から住宅のコンディションについて調査を行い、欠陥の有無や改修箇所があるかを診断するものです。

住宅診断の費用は住宅の種類や構造などにもよりますが、58万円程度が一般的だといわれています。住宅診断を受けることで、診断の結果次第で物件自体の価値を高めることができ、中古住宅でも安心して住める家であると購入希望者へアピール可能です。住宅診断がされていない中古住宅よりも、需要が高くなるため売却をスムーズに行いやすくなるといえるでしょう。

また、住宅診断を実施することで、契約不適合責任に問われることも少なくなります。契約不適合責任とは、契約の内容に適合せず何らかの瑕疵があった場合に、売主が買主に対して負うこととなる責任です。

部分的なリフォームを行う

そのほかの不動産の需要がない場合の対策として、部分的なリフォームを行うのも1つの方法です。家を内覧した際の印象は非常に重要で、購入するかどうかの大きな決め手となります。したがって、できるだけ家の見栄えをよくしておくことが売却できるかの重要なポイントです。

しかし、購入希望者によっては家を購入してから自分好みにリフォームしたいと考える人や、購入価格がリフォームによって上がってしまうのを嫌がる人もいるので、家をフルリフォームしてしまうことはあまりおすすめしません。そこで、重要な箇所だけ部分的なリフォームを行うとよいでしょう。

たとえば、壁や床の部分的な補修やきれいな壁紙や床にするだけで部屋の印象が見栄えよく変わります。また、トイレや風呂場などの水回りだけでもきれいにすると、かなり家全体の印象もよくなってきますので、購入希望者の購買意欲も上がっていくでしょう。

不動産会社に買い取ってもらう

以上の方法で対策してもなかなか売却できない場合は、不動産会社に買い取ってもらう不動産買取という方法もあります。不動産買取とは、不動産会社に直接物件を買い取ってもらう売却方法です。

買取の最大のメリットは、短い期間で売却でき現金化できるという点が挙げられます。また、不動産売却の際の仲介手数料がかからないという点もメリットです。

さらに、複数回の内覧対応の手間を省くことができます。通常の不動産売却の場合は広告掲載などをしますが、不動産買取の場合であれば、近所や周辺の人に情報が知られてしまうというリスクもありません。

不動産買取では契約不適合責任が免責されるという点もメリットの1つです。ただし、不動産買取の場合、売却価格は市場より下がってしまうというデメリットがあるので注意しましょう。さらに一戸建ての場合、取り扱う業者が少ないため、頼れる不動産会社が限られてしまい、不動産会社探しに苦労するかもしれません。

 

不動産を売りたいのに需要がない場合、どのような対策をするべきかについてご紹介してきました。地元の不動産会社を頼ることや住宅診断をしてもらうこと、部分的なリフォームを行うこと、不動産会社に買い取ってもらうことなどが主な対策として考えられるものです。家は大切な資産ですから、少しでもよい条件で不動産を買い取ってもらいましょう。そのためにも、上記の内容を参考にしてしっかりと事前の対策をしておくことが大切です。

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